診療所(外来部門)
こども療育センターでは診察・訓練等を実施し、障がい児に必要な療育の提供を行なっています。
1.診察(完全予約制)
こども療育センターは診療所を併設しており、完全予約制で診察を行なっています。はじめて診察を受ける際には関係機関の紹介が必要です。
対象
原則として小学生以下の子ども
障害種別
肢体不自由児、知的障がい児、発達障がい児、運動発達遅滞児
持参するもの
健康保険証、各種受給者証、紹介状、母子手帳、問診票(事前に送付します)
診察内容
診断、発達状況の評価、療育方針の説明、発達状況についての相談など
診療日時
毎週月曜日から金曜日まで 午前9時00分から午後5時まで(変更になることがあります)
2.訓練(完全予約制)
理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)、心理検査・相談(CP)があり、医師の指示のもと、必要に応じて個別プログラムを実施しています。
対象は、運動発達の遅れ・言葉の遅れ・行動面での問題(運動がぎこちない・落ち着きがない、集団生活になじめないなど)の状況がみられ、日常生活に何らかの困難さをお持ちの方です。以下のような訓練を通じて、毎日の生活をより快適に過ごすことができるように支援しています。また、日常生活での関わり方や周囲の支援について保護者と一緒に考えていきます。
運動発達の遅れに対して
理学療法(PT)
基本的な姿勢や運動(寝返る、座る、歩くなど)能力を伸ばすための支援を行います。また、装具や椅子などの器具の作成や導入も含め、日常生活での子どもの姿勢や介助方法について、保護者と共に考えていきます。
作業療法(OT)
触ったり、見たり、揺れたりといろいろな感覚を使って、子どもが楽しく遊ぶことのできるように支援を行います。また、食事動作や着替えなどの日常生活活動が少しでも自分の力でできるように、より介助がしやすいように、手や体の使い方を学習していきます。
言語聴覚療法(ST)
食べ物をうまく噛んだり飲み込んだりすることが難しい子どもに対して、食べる練習を行います。また、子どもの持っているコミュニケーション手段(ジェスチャーや言葉など)を用いて、人とやり取りすることを楽しめるように支援していきます。
心理検査・相談(CP)
子どもの発達や育児に不安を抱えている両親・家族への相談支援を行います。また、子どもの発達の特徴を理解するために、心理検査を実施し、発達状況のアドバイスや関わり方を支援します。
言葉の遅れ・行動面での困難さに対して
作業療法(OT)
体の使い方や感覚面(触ったり、見たり、揺れたりなど)を中心に、子どもの行動面への理解と支援を行います。また、学習の基礎となる活動(字を書くことなど)を、身体の動き・眼球運動・認知面などから解釈し、取り組みを保護者とともに考えていきます。
言語聴覚療法(ST)
子どもの持っているコミュニケーション手段(ジェスチャーや言葉など)を用いて、人とやり取りすることを楽しみ、集団生活への適応力を養っていきます。
心理検査・相談(CP)
子どもの発達や育児に不安を抱えている両親・家族への相談支援を行います。また、子どもの発達の特徴を理解するために、心理検査を実施し、発達状況のアドバイスや関わり方を支援します。
訓練日時
毎週月曜日から金曜日まで 9時00分から16時55分(変更になることがあります。)
3.親支援事業
発達に偏りを持つ子どもの保護者を対象に、グループ支援を行っています。
子どもへの関わり方を学び、育児不安の軽減を図るとともに、保護者同士が気持ちを共有できる場として、グループ懇談などを行います。
1.のびっこ教室
発達に偏りのある3~4歳児の保護者を対象にグループ支援を行っています。
実施日時
1クール6回(前期・後期) 水曜日 9時45分から11時30分まで
2.おひさま教室
発達に偏りのある5歳児の保護者を対象にグループ支援を行っています。
実施日時
1クール6回(通年) 水曜日または金曜日
10時00分から11時30分まで
3.ここかる
発達に偏りのある小学生の保護者を対象にグループ支援を行っています。
実施日時
1~2年生グループ、3~4年生グループ、5~6年生グループ
各3回/年 金曜日 10時00分から12時00分まで
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更新日:2023年03月01日