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2010年8月号(特集・ミニ特集・タウンタウンなど)

更新日:2014年12月23日

平成22年8月号目次

  • 特集 地域医療の再生
  • タウンタウン
  • こんにちは 「ガラスアクセサリーを制作する 則本浩子(のりもと ひろこ)さん(39歳)」
  • 市民リポーターの調査ファイル「国包建具(くにかねたてぐ)」
  • グラフ加古川
  • ぶらり「長楽寺(志方町)」
  • 進めています行財政改革
  • 情報コーナー  別ページに掲載しています。
  • ジャパンラグビートップリーグ「神戸製鋼コベルコスティーラーズ 対 近鉄ライナーズ」
  • えんぴつ(編集後記)

特集 地域医療を考える(3)

地域医療の再生 病院の統合 再編が目指すもの

 現在、市では市民病院の内科医不足や救急医療の確保など地域医療について多くの問題を抱えています。こうした問題を解決し、地域医療を守るため、市民病院と神鋼加古川病院を統合 再編し、地方独立行政法人として経営を行うことになりました。

 今月の特集では、病院の統合 再編の必要性や、新たな病院の目指す姿などについて、樽本市長と加古川市民病院の石川院長、神鋼加古川病院の宇高院長に話し合っていただきました(司会は病院統合準備チーム香川参事)。

地域医療の危機を感じて

司会 市民病院と神鋼加古川病院が統合 再編を目指す目的やメリットはどのようなものでしょうか。

市長 全国的に公立病院での医師 看護師の不足が問題となっています。市民病院も例外ではなく、特に、内科では十四人いた医師が二人になり、入院診療だけでなく外来診療の制限を行うまでになりました。これまでさまざまな方策で医師の確保には努力しましたが、市民病院だけでは十分な人数を確保することが、非常に難しい状況が続いています。そのような中、地域住民の生命と健康を守るという観点から、市内の病院で重複する診療科も少なく、医局も同じ神戸大学医学部である神鋼加古川病院に統合をお願いし、地域医療の中核となる新たな病院として統合 再編することで、地域の医療を守っていこうと考えました。

石川 平成十六年度から医師の研修制度が変わり、研修医が研修を受ける病院を選べるようになっています。若い医師に多く来てもらうためには、より大きい規模で指導医が多く、医療設備も整い、高度な医療を提供できる病院となる必要があります。また、医療スタッフの不足が続くと勤務している人も忙しさで疲弊してきます。このような状態が続くと医療レベルの低下にもつながりかねません。

宇高 医師をはじめ多くの医療従事者を集めるためには、よりよい教育 研修環境づくりが重要です。神鋼加古川病院でもスタッフの教育 研修に力を入れていますが、現在の百九十八床規模では限界がありました。また、両病院に多くの医師を派遣している神戸大学において、五百床以上のより充実した総合医療機能を持った病院で研修医を育てて欲しいという意向が強くあることから、今回、統合 再編の要請を受けることになりました。

市長 若くて優秀な医師、看護師や医療従事者が集まる環境を作っていき、医療体制を整えることが、医療のさらなる充実にもつながります。今回の統合 再編で、両病院を地方独立行政法人が経営することになります。病院を利用する人にとっては、大きな変化は見えにくいものだと思いますが、より柔軟な病院経営が可能になると考えます。

宇高 そうですね。生活習慣の変化や新しい治療方法など医療環境はどんどん変化しています。これからもさらに、このような変化に対してスピーディーに対応していくことが求められます。病院に来られる市民の満足度、また働いているスタッフの満足度を高めるためにも、変化にすばやく対応をすることが必要です。

石川 市民病院では、事業の前年度に予算を立てなければならず、判断から実行まで時間がかかっています。地方独立行政法人では必要なことを必要なタイミングで実行できるので、より質の高い医療が提供できると考えています。

より充実した医療を提供できます

司会 市民病院は来年四月から地方独立行政法人としてスタートし、当面は二病院体制で経営します。統合 再編してこれからどのような病院を目指していくのでしょうか。

石川 市民病院は総合病院として多くの診療科を備えていますが、特に小児 周産期医療が充実しています。循環器診療に力を入れている神鋼加古川病院と統合 再編することによってお互いを補完しあい、より総合的な医療を高いレベルで提供することができると考えています。小児 周産期と循環器に高度な専門性を持つことが可能になり、地域の救急医療のニーズにも対応できるのではないでしょうか。

宇高 そうですね。それぞれの病院の診療科に専門性の違う部分が多いので、相乗効果もあります。市民のみなさんにとってはこれまで以上の細やかな医療を提供できるようになると思います。また、両病院は、ほかの診療科もしっかりとした機能を持っているので、それを生かして消化器 心臓血管 糖尿代謝 周産母子などは「診療センター」という部門ごとにまとめ、関係診療科を含めてさらに高度な治療を行えるようにできればと考えています。

市長 市民病院、神鋼加古川病院は地域の中核病院として大きな信頼を得ています。この二つの病院がそれぞれの得意分野を生かしながらレベルアップし、新たに総合医療の充実した病院としてまとまることで医療体制への安心感が高まりますね。

宇高 新たな中核病院として来年四月の組織統合後、病院施設をその六年後に建設予定となっています。これまで大きな病院は郊外に建てるということが多かったのですが、これからの高齢化社会を考えると、中心部にある方がより利便性が高いと考えています。

石川 県立加古川病院が県立加古川医療センターとして市北部に移転したことによって、市の中心部の医療体制が少し手薄になったと感じています。地域の医療体制を安定化させるには、周辺人口に応じた適切な規模の病院が必要であると思います。

市長 新病院の建設については、交通アクセスのよい場所に決定しなくてはならないと考えています。また、県立加古川医療センターなど、ほかの中核病院とのバランスも総合的に考えていきたいと思います。地域を代表する病院として、高度専門医療を十分に提供できる設備も整えていきます。

地域医療を担っていきます

司会 これからの地域医療を支えていくために、統合 再編によって誕生する新病院が果たす役割とはどのようなものでしょうか。

市長 加古川市内や周辺には、市北部に県立加古川医療センター、甲南病院、市東部には神鋼加古川病院、市西部に市民病院、高砂市の高砂市民病院、高砂西部病院と地域の中核病院が多くあります。東播磨地域では以前から、これらの病院が連携して地域の患者は地域でという地域完結型医療を目指してきました。市民病院と神鋼加古川病院が統合 再編することで県下でも有数の規模の病院となります。新病院は、総合的な医療体制の整った東播磨医療圏の核となってもらう必要があると考えています。

宇高 地域医療を充実させるためには、一次救急医療を行う診療所などと、二次救急医療や慢性期医療を行う病院がそれぞれの医療機能を発揮しながら連携していけることが必要です。新病院では、このような診療所や周辺の病院と連携を取りながら、特にがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、小児 周産期の急性期医療に重点を置くことを考えています。新病院が中心となって地域全体の医療を支える仕組みを強化したいと思っています。

石川 地域でよりよい医療を安定的に提供し続けていくためには、人材を確保することも大事です。新病院では、規模の大きさを生かしてそれぞれの診療分野で高度な医療体制を整え、専門的な臨床研修機能も強化していきたいと考えています。多くの分野で高度専門医療を経験することは、医師をはじめとする医療スタッフのキャリアアップにとっても魅力的であると思います。

宇高 救急医療体制も重要ですね。県立加古川医療センターは、北播磨地域も含めた広域エリアでの災害医療に重点を置いた三次救命救急センターとして機能しています。このため、新病院では二次救急患者の受け入れを積極的に行っていきたいと考えています。

石川 現在、医師不足などで二次救急医療体制の継続に不安があるのも事実です。このような中で新病院の果たす役割は非常に大きいと感じています。また、救急の多くは小児科、産婦人科が占めています。新病院ではその特長を生かしてこれらの救急にも十分対応できるようにすることも重要ですね。

市長 ほかの地域で、緊急患者の受け入れ困難が起こり、問題になっているのを聞きます。当地域ではそのようなことが絶対ないように、救急医療体制を盤石なものに整備しておく必要があります。

宇高 そうですね。新病院で、二次救急医療について十分な対応ができるようにしたいと考えています。将来的には主要診療科で、二十四時間三百六十五日での二次救急医療を提供できればよいと思います。

新たな地域基幹病院の設立へ向けて

司会 それでは最後に、病院の統合 再編に向けた決意などをお願いします。
宇高 神鋼加古川病院は民間会社の病院ですが、これまで地域に貢献することを大きな目標として診療を続けてきました。現在は患者の九十五パーセントが地域のみなさんです。市民病院の医師不足をはじめとする地域医療の危機は私たちにとっても非常に大きな問題です。そのような中、今回の統合 再編の話は地域に大きく貢献できる機会であると思っています。これから精一杯努力して市民のみなさんに一層信頼され、より安心を与えることのできる病院をつくっていきたいと思っています。
石川 新病院は六百床という大きな規模になります。この病院をどういう病院にしていくのか、いかに良質 高度な医療を提供していくのかを神鋼加古川病院のスタッフとも一緒に一生懸命話し合っています。地域の中核となる新病院は市民ニーズにこれまで以上に応えていく必要があると考えていますので、これからも、市民のみなさんとコミュニケーションを十分にとりながら、統合 再編によるメリットを生かした病院にしていきたいと思います。
市長 これまでのような医療がなくなってしまうのではと思う人もいるかもしれませんが、今回の統合 再編は、地域医療を守り、さらに充実するためのものです。今後も総合的な医療の提供を続けていくことが必要であると考えています。地域の医療をさらに発展させていくために力を合わせて頑張っていきましょう。

東播磨地域(加古川市 高砂市 稲美町 播磨町)のDPC(包括評価)方式導入病院における加古川市民病院 神鋼加古川病院の小児 周産期、循環器診療に占める患者の割合(平成21年7月から12月)
産婦人科 新生児 小児科(計1,073件)

  •  加古川市民病院72.4パーセント(777件)
  •  神鋼加古川病院19.4パーセント(208件)
  •  その他8.2パーセント(88件)

循環器科(計1,005件)

  •  神鋼加古川病院75.9パーセント(763件)
  •  加古川市民病院0パーセント(0件)
  •  その他24.1パーセント(242件)

 厚生労働省「平成21年度DPC導入の影響評価に関する調査結果及び評価」より抜粋

救急医療体制は、1次(軽症対応)、2次(重症対応)、3次(重篤対応)に分かれています。

1次救急医療

  • 夜間 休日に比較的軽症な救急患者を診療
  • 必要に応じて2次 3次救急医療施設へ診療依頼
  • 夜間は加古川夜間急病センター、休日は加古川市加古郡医師会の診療所などが輪番で診療を行っている。

2次救急医療

  • 入院 検査などが必要とされる重症な救急患者を診療

3次救急医療

  • 緊急手術が必要など、生命に危険がある重篤な救急患者を診療

問い合わせ先 病院統合準備チーム(電話 427-3153)

タウンタウン こんにちは 日々の暮らしに小さな幸せを届けたい

ガラスアクセサリーを制作する

則本浩子(のりもと ひろこ)さん(39歳)

西神吉町在住

 「日々の暮らしの中で「ちょっと幸せ」な気分になれるものをテーマに、一つ一つ心をこめて制作しています」と語るのは、ガラスアクセサリーを制作している則本浩子さん。則本さんが作り出す作品は、デザインはシンプルだが色とりどりで、見る人を温かい気持ちにさせる作風が特徴だ。
 則本さんがガラス制作を始めたきっかけは、個展で見たガラス作品と、イタリア旅行でのベネチアガラスとの出会いだったという。「ガラスでアクセサリーを作りたいというスイッチが入ったみたい」という則本さん。帰国後、働きながらガラス教室に通ったそうだ。「やるときはトコトンのめりこむ性格。本当にやりたいことがこれだと気づいてから、自宅の離れを改装してギャラリー兼工房をオープンさせるまであっという間でしたね」と笑う。
 あたたかみを感じさせる形や美しい色彩は、何色もの板ガラスを切って重ね合わせ、電気炉の中で七百から八百度の高温で溶かして融合させる「フュージング」という技法によって生み出されているそうだ。「一瞬の技で決まる吹きガラスと違い、この色とこの色との組み合わせならどんな人が使ってくれるだろうと想像しながら、じっくり考えて制作できるところが魅力なんです」と語る則本さん。思った色や形を作り出すために試作を繰り返し、制作に半年以上かかる作品もあるとか。「作品が人の手に渡るときは、子どもを送り出すような気持ち。かわいがってもらうんやでと、包装しながら話かけるんです」と語る則本さんからは、作品へのこだわりや愛情が伝わってくる。
 そんな則本さんは今年「トライやる」の中学生を受け入れた。ガラス制作を始めるまで、悩んだり挫折したりしながら、さまざまな職業を経験してきたという則本さん。辛くしんどかった時期も、悩みを聞いてくれた友人、ガラス制作の先輩や地域の人々など、本当に多くの人とのつながりに助けられてきたと振り返る。「ギャラリーのオープンも今の自分があるのも、人との出会いやつながりがあったからこそ。「トライやる」の受け入れは、私なりの小さな恩返しかな」と則本さんは話す。
 「小さなアクセサリーが、心をなごませてくれたり、よし頑張るぞという力をくれることもありますよね。普段は身につけない色を選んで、新しい自分を発見して楽しんでもらうこともできる。私の作品でそんな小さな幸せを届けられたらいいですね」。作品を手に取り身につける人の笑顔を思い浮かべながら、今日も則本さんは作品を作り続けている。

(掲載写真キャプション)

  • 色とりどりのアクセサリー。どれにするか何時間も迷う人もいるとか。奥のおひなさまは最初に作った思い出の作品。
  • 接客や作品作りに挑戦した「トライやる」の二人と。中学生のみずみずしい感覚に感動したそうだ。

市民リポーター 大西恵理子の「調査ファイル」

no.4 地場産業「国包建具(くにかねたてぐ)」

 市役所の受付横の展示ケースに、美しいデザインの木工品を見つけました。地場産業「国包建具」という説明書きが 。地場産業に建具があるなんて、今まで知らなかった私。さあ、それでは調査開始!

 「国包建具の発祥は江戸時代、およそ一八〇年前といわれています」と教えてくれたのは、播州国包建具事業共同組合の畑理事長。国包はかつて加古川の水運を利用した高瀬舟の寄港地として栄えた、木材などの集散地でした。集められた木材を切るために生まれた木挽き職人が、穀物からもみやちりを吹き分ける唐箕という道具を作るようになり、さらに発展して建具を作る職人が生まれたとのこと。建具職人がその技を競う、全国建具展示会で何度も表彰されるなど、技術力が高く評価されているそうです。

 さて今回調査に訪れたのは、畑さんの製作所。作業場には、使い込まれた大小さまざまな種類のカンナやノミ、ノコギリなどの工具がたくさん並んでいます。ぐるりと見回すと、市役所で展示されているような、美しいかざり障子の組木を発見。まるで幾何学模様のような規則正しいデザインや技法に、思わず見とれる私。昔は膨大な時間と手間をかけて、すべて手作業でおこなっていたそうです。現在は機械も使用しているそうですが、職人ならではの感覚を要するのだとか。材木選びから始まり、ち密な多くの行程を経て、縦横のバランスよく組み立てる作業は今でも手作業で、職人の技の見せどころだそうです。なかでも横に渡した組木が、ちりが積もらないようにすべてが二〇度ほど下に傾いている「ちり返し」という技法は必見。実際に組木の組み方を教えてもらいましたが、寸分のくるいもなく、縦横ぴったりと組まれた組木は美しいうえに、とても丈夫なことに驚きました。

 国包建具が使われている建物が見たいと、国包公会堂へ案内してもらいました。和室の書院障子は華麗で見る人の心を癒やし、いつまでも飽きることなく眺めてしまいます。ほかにも正面玄関右手にあるチーク材の重厚なデザインの引き戸なども国包建具だそうです。実際に建物で使われているのを見ると、その調和の見事さや、一つ一つの建具にもいろんな表情があるのが分かります。このほか「わがまち加古川60選」にも選ばれている日光山常楽寺(上荘町)の建具にも使用されているそうです。「この伝統と技術を今後も大切に育てていきたいですね」と畑さん。手作りの味わい、木が本来持つぬくもりを感じさせる国包建具。地場産業としての伝統や職人技のすばらしさに触れることができた調査となりました。

調査を終えて

 調査日の夕食調理中「お母さんにも職人技ってあるん?」と聞く息子。「もちろん、あるよ! 見とき、この鍋さばき 」と自慢げに中華鍋を振ったとたん、炒めていたゴーヤチャンプルが無残にも飛び散り、二人で苦笑いするのでした。

(掲載写真キャプション)

  • 組木が見事に組まれていくようすにびっくり! 手作業ならではの繊細な仕事ぶりに見とれてしまいました。
  • 国包公会堂の書院障子。これぞ職人技!

グラフ加古川

どんな虫がとれたの?

 7月10日、志方東公園で「昆虫観察会」が行われ、子どもと保護者10組30人が参加しました。昆虫を探して木の幹や草むらなどを見つめる子どもたちの目は真剣そのもので「あっ、おった!」と思わず大きな声をあげる子も。虫取り網を手に公園内を探索した後は、カブトムシやバッタ、ナナフシなど、自分で捕まえた昆虫をじっくり見ながらスケッチをして、昆虫の特徴などを学びました。

好きなこと、得意なことを生かして「チャレンジ!」

 6月25日、男女共同参画センターで「チャレンジショップ&講習会」が開催されました。一人一人が持つ個性や能力を発揮してチャレンジする人を応援する場として、年間3回行われているこの催し。会場には、手作りのクッキーやアクセサリーなど趣味や特技を生かした品物を販売 展示する17店舗が並び、買い物に来た人や、プリザーブドフラワーを使った飾りづくり講座の受講生など、たくさんの人でにぎわいました。

ウェルピーだよ よろしくね

 6月19日に市民会館で、市制施行60周年記念式典が開かれました。加古川市は昭和25年に誕生し、今年で60年の節目の年を迎えます。式典では、市功労者の表彰や、加古川ゆかりの著名人によるビデオメッセージ、講談、ミニコンサートなどの記念公演が行われました。ウェルネス都市加古川シンボルキャラクター「ウェルピー」も登場し、参加者のみなさんと一緒に60周年を祝日いました。

 次回は、10月号で「環境配慮率先実行計画」について紹介します。

ぶらり 加古川史跡放浪記

長楽寺(志方町)

 標高約二百五十メートルの大藤(おおふじ)山のふもとに「谷の地蔵さん」と親しまれている長楽寺があります。その地蔵とは国指定重要文化財の木造地蔵菩薩半跏(じぞうぼさつはんか)像のことです。寺伝では平清盛が活躍した平安時代末期の作とされていますが、文化庁の資料には十四世紀中ごろの南北朝時代に作られたとあります。寄木造(よせぎづくり)の構造で座高は約七十二センチです。彩色はかなりはがれていますが、その姿はとても優美です。写真にあるように、台座に腰をかけ、左足は下に伸ばして地に着け、右足は台座にひざを立て、その上に右のひじを置き、手のひらを耳に添えています。この姿は「仏説延命地蔵菩薩経(ぶっせつえんめいじぞうぼさつきょう)」というお経で説かれている、地蔵菩薩が大地より出現するときのようすを表現したものです。安産祈願の地蔵ともされており、参詣者が数多く見受けられます。

 毎年八月二十三日の夜に長楽寺境内で開催されている地蔵盆は、近隣に例をみない形で行われています。ここでは神社の秋祭りで屋台をかつぐような行列があります。紅白の布を巻きつけた十メートルくらいの一本棒に、大きな太鼓をぶら下げるようにくくり付け、その太鼓の上に一人がちょうちんを持って立ち、三十人以上で棒をかついで、太鼓を打ち鳴らしながら公会堂から長楽寺まで練り歩くのです。圧巻は山門前の傾斜がきつい石段を駆け上がるときで、かつぎ手たちを応援する声が飛び交います。境内に上がるとその太鼓は櫓(やぐら)の上に据えられ、播州音頭や新加古川音頭などおなじみの曲が流れて盆踊りは佳境に入ります。新加古川音頭は市制施行二十周年を記念して制作され、志方町在住であった詩人植原繁市(うえはらしげいち)が作詞したものです。この植原の詩碑「人に告ぐべき」が境内の一角にあります。

JR宝殿駅北口からの神姫バスで「長楽園」下車、徒歩15分

ミニ特集 進めています 行財政改革

 みなさんこんにちは。ウェルネス都市加古川シンボルキャラクター「ウェルピー」です。市では、厳しい財政状況の中、市民サービスの向上を図り「いつまでも住み続けたい ウェルネス都市 加古川」の実現をめざしています。このページでは、市が取り組んでいる行財政改革について紹介します。

平成21年度の取り組みにより 35億8,880万円の効果がありました

平成21年度の主な取り組みを紹介します

市民サービスの向上を目指し、民間活力の導入を進めました

  •  野口北小学校の給食調理業務の民間委託を開始
  •  地域包括支援センター業務の民間委託を開始

組織の見直しや人件費の削減に努めました

  •  市民の健康増進と育児支援策をさらに充実させるため保健師を市民センターから本庁に集約
  •  市職員89人を削減
  •  市職員の地域手当 勤勉手当の支給率を引き下げ

市民との協働による地域活性化事業を進めました

  •  敬老会を、地域のみなさんの支えにより実施する制度に移行
  •  加古川イルミネーション事業を休止し、資材を無償で貸与する事業に移行

公園などに設置する自動販売機の設置事業者を公募するなど、新たな収入の確保に努めました

  • 加古川市民病院と神鋼加古川病院を経営統合し、地方独立行政法人として統合 再編することとしました

改革の成果は、地域の活力、子どもの笑顔があふれるまちづくりに生かされます

今年度取り組む主な事業は次のとおりです。

総合的な安全 安心の確保

  •  学校などの公共施設の耐震化
  •  はしご付き消防自動車などの消防車両を更新

次代へつなぐ子育て支援

  •  野口保育園の新築オープンにあわせ、病後児保育を実施
  •  幼稚園の2年保育実施園を10園から15園へ拡大
  •  ヒブワクチン予防接種費用の一部を補助

活力を生む基盤整備

  •  緊急に対策が必要な、狭い踏切や生活道路の改良
  •  ごみの減量化 資源化を図るため「紙パック 雑がみ 蛍光灯 乾電池」の分別収集を開始

全国に向けた加古川の魅力のPR

  •  「棋士のまち加古川」として、竜王戦の開催や将棋教室など将棋に関するイベントを開催
  •  川を生かしたまちづくりとして、「全国川サミットin加古川」や「全国市町村交流レガッタ」を開催

 今後も引き続き改革に取り組んでいきます。行財政改革についてくわしくは、市役所行政経営改革推進課(電話 427-9315)へお問い合わせください。

ジャパンラグビートップリーグ

神戸製鋼コベルコスティラーズ 対 近鉄ライナーズ

 日本ラグビーの最高峰のリーグ戦が、加古川市で初めて開催されます。感動を呼ぶ白熱したゲームをお楽しみください。

  • 10月3日(日曜日) 13時00分から
  • 運動公園陸上競技場
  • 発売場所 チケットぴあ、ローソンチケット、ファミリーマート、セブン‐イレブン、am/pm、サークルK サンクス   2枚セット券の発売は9月28日まで。
  • チケット発売中
  • 中央席 
    一般 2,000円(当日 2,500円) 
    小学生 中学生 高校生 1,000円(当日券はありません)
  • 自由席 
    一般 1,300円(当日 1,500円) 
    小学生 中学生 高校生 300円(当日 500円) 
    2枚セット 2,000円(当日券はありません)

問い合わせ先 日本ラグビーフットボール協会(電話 03-3401-3290)へ。

 会場周辺に一般用駐車場はありません。来場には公共交通機関をご利用ください。
 試合当日JR宝殿駅から臨時バスを運行します。くわしくはお問い合わせください。
問い合わせ先 市役所ウェルネス推進課(電話 427-9180)

日本バスケットボールリーグ加古川大会

パナソニックトライアンズ対東芝ブレイブサンダース

  • 10月24日(日曜日) 14時00分から 総合体育館
  • 入場料
    S指定席  4,000円(当日 4,500円)
    A指定席  2,500円(当日 3,000円)
    B指定席  1,500円(当日 2,000円) 
    S A指定席は1階、B指定席は2階。
  • チケット発売 8月2日(月曜日) 10時00分から
  • 発売場所 総合体育館、ローソンチケット、加古川市バスケットボール協会

問い合わせ先 加古川市バスケットボール協会JBL係(電話 456-4343)へ。

 試合当日JR宝殿駅から臨時バスを運行します。くわしくはお問い合わせください。
問い合わせ先 市役所ウェルネス推進課(電話 427-9180)

えんぴつ

 グラフ加古川の取材で、男の料理教室に行きました。調理の合い間に参加者のみなさんと話していて印象に残ったのが「家ではほとんど料理をしないのですが、習った料理を披露すると、家族が喜んでくれるんですよ」と話す人の笑顔でした。料理に不慣れなお父さんが頑張って作ってくれたことに、家族の人は喜んでいるんだろうなぁ。その光景が目に浮かぶようなステキな表情でした。普段は料理を作ってもらうばかりの私も、感謝の気持ちを込めて、何か作ってみようかな。味の保証はできませんが 。(岡)

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お問い合わせ
担当課:秘書広報課 広報広聴係(本館4階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9121
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