第5次加古川市男女共同参画行動計画
11/72

7 図3 ジェンダーに関する意識 図4 男性であるがゆえに大変だと感じるか 調査結果からの考察・今後の取組方針 男女共同参画に関連する言葉の認知度の向上については、平成27(2015)年に開催された国際サミットの中で、SDGs(持続可能な開発目標)に「ジェンダー平等」が挙げられていることや、ジェンダー・ギャップ指数(*6)、セクシュアルハラスメント、マタニティハラスメント(*7)などの問題、セクシュアル・マイノリティなどについてメディアで取り上げられる機会が多くなっていることが影響していると考えられます。男女の地位の平等感については、前回の調査と同様に、学校教育以外の分野では男性が優遇されているという意識を持つ人が多く、また女性は男性ほど平等感を得られていません。 固定的な性別役割分担意識は少しずつ解消されてきていると考えられます。しかし、「家族を養うのは男性の役割だ」という性別役割分担意識がもととなる経済的負担感に大変さを感じる男性が多い状況は続いているままです。 男女間や世代間の考え方の違いを踏まえながら、男女がともに社会を担う意識づくりを継続して進め、広報紙やSNSなどさまざまな媒体を活用した情報発信や、学校教育、生涯学習の場などあらゆる場面での情報提供を積極的に行っていく必要があります。 (*6)ジェンダー・ギャップ指数:世界経済フォーラムが毎年発表している、世界各国における男女格差を測る指数。4つの分野別指数や総合指数、順位等が発表される。 (*7)マタニティハラスメント:妊娠や出産に伴う労働制限、就業制限、育児休業などにより業務に支障をきたすとの理由から受ける精神的・肉体的な嫌がらせのこと。 15.7%14.8%28.1%10.0%38.6%40.8%21.9%34.6%35.0%16.2%27.1%11.1%25.1%19.4%16.3%12.4%32.1%19.5%12.7%17.0%15.1%1.4%1.2%0.9%3.4%4.0%5.2%21.1%31.5%24.8%18.1%26.1%16.3%38.5%10.6%7.5%11.2%10.1%1.2%1.2%1.0%1.0%0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%100.0%ア.夫は外で働き、妻は家庭を守るべきであるイ.男の子は男らしく、女の子は女らしく育てる方がよいウ.家族を養うのは男性の役割だエ.男性と女性で昇進や賃金に差があるのは仕方がないオ.子どもが3歳くらいまでは母親の手で育てる方がよいカ.家族の介護・看護は、男性より女性がする方がよいキ.育児休業・介護休業は、男性より女性が取得する方がよい賛成どちらかといえば賛成どちらかといえば反対反対わからない無回答(N=1,162)22.0%36.2%18.3%44.6%30.6%30.5%4.7%5.4%1.8%5.8%0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%100.0%男性(N=487)男性・前回(N=514)よくある時々あるあまりないまったくない無回答

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る