加古川市下水道ビジョン2028
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第3章 現状と課題 45 ② 将来を見据えた経営 【中長期の財政収支計画】 下水道事業は、保有する資産の老朽化が進んでおり、資産の更新に多額の費用がかかる一方、人口減少や節水機器の普及により使用料収入が今後減少する可能性が高く、経営の見通しとしては厳しい状況が予想されます。 下水道事業は、市民の皆さまの日常生活に欠くことのできない重要なサービスであり、将来にわたってサービスの提供を安定的に継続できるよう、平成28年度に今後10年間の経営の基本計画となる「加古川市下水道事業経営戦略」を策定しました。 さらに、長期的な視点で計画的な施設更新と安定的な経営が可能であるかを検証するため、施設更新費用や維持管理費などの支出と下水道使用料などの収入を組み合わせた中長期(50年間)にわたる財政収支計画である、アセットマネジメント計画※を策定しました。 図 3.15 今後の使用料収入及び企業債残高の推計 ※アセットマネジメント計画 中長期的な視点に立ち、下水道施設のライフサイクル全体にわたって効率的かつ効果的に下水道施設を管理運営するための体系化された「ヒト」「モノ」「カネ」に関する実践活動を示した計画。 05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,00055,00060,00005001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,0004,5005,0005,5006,0002018202320282033203820432048205320582063企業債残高(百万円)下水道使用料(百万円)下水道使用料企業債残高

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