第3期かこがわ教育ビジョン
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重点目標 ⑪ 教員の資質の向上を図る ◆ 経験年数や役職に応じた資質能力向上研修等の推進 成果 教職員の資質・指導力の向上や喫緊の教育課題の解決に向けて、ライフステージに応じた実践的な研修を実施することで、参加者から高い評価を得ており、学校の教育力の維持・向上に寄与することができた。 課題 新学習指導要領の実施に向けて、様々な課題に対する研修の実施や内容の充実を図る必要がある。教職員の負担軽減や子どもと向き合う時間の確保を考慮しながら、研修の機会を確保することが課題である。 今後の方向性 ICT*の活用やプログラミング教育等、新たな教育課題や新学習指導要領に即応した研修の機会を提供するとともに、研修体系の見直しを図り、教職員の資質・指導力の向上を目指す。 ◆ 免許状更新講習を通した資質能力の向上 成果 各教職員の免許状更新講習修了確認期限等を調査し、把握することで、教員免許状の更新が確実に実施されている。 課題 日常的に業務が忙しい中、大学で実施される更新講習が長期休業中等に集中しているため、受講の申込が希望通りいかない場合がある。早めの受講申込等に向けた啓発が必要である。 今後の方向性 教員免許の更新等の事務手続きに遺漏の無いよう学校を指導し、適切に処理を進め、情報提供に努める。 ◆ 指導力の向上を要する教員へのフォローアップの充実 成果 播磨東教育事務所の教職員支援相談員等と連携し、フォローアップ体制を整えることで、支援が必要であると思われる教員の早期発見・早期対応に努めている。 課題 いじめ等の問題行動の増加や、特別に支援を要する児童生徒や不登校児童生徒への対応など、学校を取り巻く環境は厳しい現状がある。 今後の方向性 校園長と連携しながら、教職員の勤務実態の把握に努める。また、援助が必要な教職員に対する支援を、関係機関と連携しながら継続する。 重点目標 ⑫ 安全・安心で、質の高い教育を支える環境を整備する ◆ 教育施設の老朽化対策等の環境整備 成果 トイレや外壁を中心とした改修工事を実施するとともに、劣化状況調査結果に基づき、学校園施設長寿命化計画を策定した。 課題 学校園施設全体で老朽化が進んでいるため、トイレや外壁等の部分改修だけでなく、改築や長寿命化改修を検討していく必要がある。 今後の方向性 学校園施設長寿命化計画に基づいて、改築や長寿命化改修工事を含めた工事を計画する。また、事後修繕から予防保全への転換に努める。なお、両荘地区小中一貫校基本構想に基づき、9年間一貫した質の高い教育を実施するための増改築を行う。 21

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