加古川市合理的配慮の提供の促進にかかる助成金交付について

更新日:2024年04月01日

 障害を理由とする差別の解消を推進するため、事業者が求められる、社会的障壁の除去の実施に係る必要かつ合理的な配慮について、その提供に要する費用の一部を助成します。

1.制度を利用できる対象者

 加古川市内において、飲食、物販、医療など障がい者の利用が見込まれる事業を行うもの

2.助成の対象になるもの

 助成の対象となる経費は、事業者が加古川市内において行う合理的配慮の提供に要する経費のうち、下表に掲げる経費です。ただし、他制度の対象となっている経費は対象外です。助成率及び助成限度額についても下表のとおりです。

助成率及び助成限度額一覧
経費区分 摘要

助成率

助成
限度額

物品購入費

【コミュニケーションツール】

音声拡張器(コミューン等)、筆談ボード、コミュニケーション支援ボード、点字メニュー、音声コードを用いたパンフレット等の作成等

【その他】

折り畳み式スロープ、ルーペ、杖ホルダー、滑り止めマット、ローカウンター、多目的シート(ベッド)、車椅子昇降機、緊急呼び出しボタン、視覚障害者誘導用シート、置き型手すり等

1/2 50,000円

 

工事施工費

 

スロープ、手すりの設置、多機能トイレ、スライド式ドアへの改修等 1/2 200,000円
  社内研修費

【対象経費】

社外講師等謝金、社外講師等旅費、社外講師等宿泊費、社外講師等賄い費、施設借上費、設備機器等使用料、テキスト・教材費

【対象外経費】

社員にかかる経費、繰り返し活用可能な教材や就労の場で汎用的に使用する物品等にかかる経費

1/2 50,000円

備考

  1. 経費区分のうち物品購入費、工事施工費、社内研修費の申請については、それぞれ1回とします。
  2. 摘要については一例です。随時ご相談ください。

3.申請に必要なもの

(1)物品購入の場合

ア.加古川市合理的配慮の提供の促進に係る助成金交付申請書(様式1号)
イ.物品内訳書(様式2号)
ウ.対象経費の内容がわかるカタログ等又は仕様書の写し
エ.対象経費の見積書の写し

(2)工事施工費の場合

ア.加古川市合理的配慮の提供の促進に係る助成金交付申請書(様式1号)
イ.工事計画書(様式3号)
ウ.工事図面の写し
エ.対象経費の見積書の写し

(3)社内研修費の場合

ア.加古川市合理的配慮の提供の促進に係る助成金交付申請書(様式1号)
イ.研修計画書兼経費内訳書(様式4号)
ウ.対象経費の見積書の写し

申請様式

参考

4.助成金の交付実績

交付実績一覧
事業者名
団体名
助成金
交付
対象
合理的配慮をしようと
思ったきっかけ
具体的な配慮の内容
株式会社Fujii 筆談ボード
音声拡張器
おしゃべりペン
耳が聞こえにくいなどの理由でコミュニケーションが取りにくいお客様にも、店頭に足を運んでいただきやすくなるようにしたいため。 耳が聞こえにくいなどの理由でコミュニケーションが取りにくい方や、コミュニケーションツールを利用することでコミュニケーションが取りやすくなる方と店頭でお話をする際に使用する。
有限会社ライフクラフト 筆談ボード 聴覚障がい者の方とのコミュニケーションを円滑に行いたいと思っていた時、お客様から制度について紹介いただいたため。 聴覚障がい者の方への商品説明や契約手続きの際に使用する。
加古川市障害者施設連絡会
(軽食・喫茶「ハーブ」)
点字メニュー 視覚障がい者の方もメニューがわかるよう配慮しようと思ったため。 点字メニューを利用して注文いただけるようにする。
なかよし「加古川マダン」開催実行委員会 手話通訳者派遣 障害者解放運動に関わるなど、以前から配慮には取り組んできた。これまで費用の関係で午前の部のみ派遣依頼をしていたが、助成金制度があることを知り、午後の部にも派遣依頼をすることで、イベントに参加される全ての聴覚障がい者の方に配慮したいと思ったため。 聴覚障がい者の方がイベントの内容を理解できるよう手話通訳者を配置する。
いるか心療所 コミューン(卓上対話支援システム) 助成金制度があることを知ったため。 難聴の方が診察や検査を受けられる際に使用する。
株式会社ヤマトヤシキ コミュニケーションボード 様々なお客様に喜んでご来店いただける店づくりを心掛けているため。 インフォメーションなどでお客様が何かをお探しであったり、お困りの際にコミュニケーションボードを用いてスムーズにご案内する。お客様の想定としては、聴覚障がい者の方、発声障がい者の方、ご高齢の方である。
ニッケ・タウンパートナーズ株式会社 車椅子 平成28年10月のリニューアルオープン以降入館者が非常に増加し、それに比例してご年配の方や歩行困難なお客様も増え、現状2台ある車椅子では対応が難しくなってきたため。 店内はバリアフリー対応になっているので、車椅子を使ってゆっくりとしたお買い物を楽しんでいただきたい。
株式会社ワンピース Hikare 折りたたみスロープ 以前から入口の段差が気になっており、年配の方やベビーカーの方が無理なく入店できるようにしたいと思ったため。 これまではベビーカーの方には抱えてもらっていたので、スロープを使うことで安全に入店していただける。
ラッキー食堂 点字メニュー 友人から助成金制度について紹介を受けたため。 視覚障がい者の方が自分自身で点字メニューの中から注文できるようにする。
ハリマ調剤薬局 筆談ボード 耳の遠い方とコミュニケーションをとる際、筆談を行うことがあるため。 聴覚障がい者の方や耳の遠い高齢者の方などと投薬時にコミュニケーションをとる際に筆談ボードを使用する。
株式会社ワンピース Hikare 出入口の手すり設置 多世代の方がご利用になるので、手すりを設置し、安全安心にご利用いただきたいと考えたため。 子供から高齢者、身体の不自由な方、子連れや妊婦の方などが出入口の階段を上り下りしやすいようにする。
はよし本店 点字メニュー 東加古川地域を盛り上げる活動とダイバーシティの理念が一致したため。 注文を受ける際、日常会話のコミュニケーションツールとして使用する。
ピッツェリアアネッロ 筆談ボード
おしゃべりナビ
妹が障がい者の方達と一緒に仕事をしており、その時の話や手話サークルの話などを聞いて、障がいのある方も気軽に来て食事を楽しんでいただきたいと思ったため。 スタッフとコミュニケーションを取りながら食事を楽しんでいただけるようにする。
炭火やきとり大衆酒場どうどう堂 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する。
割烹井口 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する。
銀の匙 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する。
スナック蘭 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する。
創作味工房小てんぐ 筆談ボード
おしゃべりナビ
意識は前からあったが、ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する。
炭火やきとり酒場 陽のあたる場所 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 視覚障がい者、聴覚障がい者の方からメニュー注文を受ける際に使用する。
立ち飲み処 銭屋 筆談ボード
おしゃべりナビ
意識は前からあったが、ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する
ジョニーのからあげ加古川店 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する。
おおつぼ 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 盲導犬を連れた視覚障がい者、聴覚障がい者の方からメニュー注文を受ける際に使用する。
510cafe 筆談ボード
おしゃべりナビ
ユニバルに参加したため。 注文を受ける際、コミュニケーションツールとして使用する。
松原屋 点字メニュー お客様が高齢化して色々と困ることが増えてきたため。 視覚障がい者の方がメニューを注文する際に使用する。
株式会社食道楽 点字メニュー 役に立ちたいと思ったため。 視覚障がい者の方がメニューを注文する際に使用する。
居酒屋YOSHI 点字メニュー ユニバルに参加したため。 視覚障がい者の方がメニューを注文する際に使用する。
和酒茶屋Chill 点字メニュー ユニバルに参加したため。 視覚障がい者の方とコミュニケーションをとる際に使用する。
鶏道場 筆談ボード
おしゃべりナビ
知人からすすめられたため。 主に視覚障がい者の方がメニューを注文する際に使用する。
松原屋 トイレ改修 知人からすすめられたため。 視覚障がい者や足腰の弱っている方のトイレ内での動作における不便を解消するための改修を行う。
夏木歯科医院 車椅子
折りたたみスロープ
高齢化にともない、体の不自由な患者さんが来院される機会が増えてきているため、車椅子でも来院されやすい環境を整えたいと思ったため。 すでに玄関にスロープを設置しているが、院内への段差が1ヶ所あるため、車椅子を使って来院される方や、院内での移動に支障のある方が移動される際、スロープを設置する。また、診察中、診療台からレントゲン室等への移動がスムーズにいくよう足腰の不自由な方に車椅子を使用していただく。
ウェルスみらい株式会社 スロープ工事 薬局開設にあたりスロープが無く、階段だけのテナントであったため、ご高齢者の来店に支障が出ると考えたため。 障害者や年齢層問わず、支障なく来店可能となるよう、スロープを設置し、段差を解消する。
プチトリアノン 入口・トイレ工事 段差があることにより足の不自由な方や車椅子の方がトイレに行く際、不便だと感じたため。また、居心地の良いお店にしたいと思ったため。 店内への入口・トイレ内をバリアフリーにし、誰もが使いやすいように改修を行う。
プチトリアノン 受信機・発信機・杖やすめ・ルーペ・滑り止めマット 社会福祉協議会から本制度の紹介があったため。 声を上げず、呼び出しができるよう受信機・発信機を設置する。杖を預けられるよう杖やすめを設置する。メニューを見やすいようルーペを設置する。店内での転倒防止対策のため滑り止めマットを設置する。

事業者の名称等をホームページに掲載することについて、許可をいただいています。

5.実施要綱

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:障がい者支援課(本館1階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9372
ファックス番号:079-422-8360
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