歯と口の健康

更新日:2019年12月23日

歯周病を知ろう

歯周病とはどんな病気?

 歯周病とは、歯肉(歯ぐき)やその周辺など、歯を支えている組織が破壊されてしまう病気です。40歳代から急激に増加し、成人が歯を失う原因の1位です。初期には目立った自覚症状はありません。気付かないうちに進行し、気付いたときには歯を失っているということもあります。

歯周病を予防して、目指そう8020!

 自分の歯が20本以上あればほとんどの食べ物を不自由なく食べられます。
「8020(80歳で20本以上自分の歯を保っている状態)」の達成に向けて、40歳の方は28本以上、60歳の方は24本以上維持することを目指しましょう。そのためには、歯周病の予防がとても大切です。

歯周病の自覚症状とセルフチェック

 次のような症状がでてきたら、歯周病の可能性があります。早めに歯科医院を受診しましょう。

  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
  • 歯磨きのときに出血する。
  • 口臭が気になる。
  • 歯肉がむずがゆい、痛い。
  • 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっています)
  • かたい物が噛みにくい。
  • 歯が長くなったような気がする。
  • 歯と歯の間に隙間ができた。食べ物が挟まる。

口腔のケアを見直そう!

1日1回は念入りにケアをしましょう

 就寝中は唾液の分泌が減り、歯周病菌の活動が活発になります。特に、寝る前の念入りな歯磨き等がお勧めです。

歯ブラシ選びのポイント

  • ブラシの部分が小型・毛に弾力がある
  • 首が細い
  • 柄がまっすぐ

注意:歯ブラシの交換目安は月に1回です。毛先が開いた歯ブラシは歯垢除去の効率が下がります。

歯間清掃用具をプラスして、磨き残しを減らしましょう!

 歯と歯の間や歯肉との境目は、汚れ・食べかすが残りがちです。歯間清掃用具は歯科医院だけでなく、ドラッグストア・スーパー等でも購入可能です。

歯間ブラシ

 歯の隙間専用の小さな歯ブラシです。奥歯に届きやすいものなど、さまざまなタイプ・サイズがあります。自分に合ったものを選び、正しく使いましょう。

デンタルフロス

ナイロンの繊維をより合わせた糸状のものです。初めての方には、柄付きタイプが使いやすくおすすめです。糸巻きタイプもあります。

歯科医院で定期健診を受けましょう

 毎日の丁寧なケアにプラスして、かかりつけの歯科医院をつくり、定期的に歯の健診を受けましょう。歯石をとってもらったり、歯の磨き方をチェックしてもらうと歯周病予防に効果的です。

 加古川市では、一定の年齢の方を対象に、歯周病検診受診券(無料)を4月に送付しています。かかりつけ歯科医院がない方は、この機会にご利用ください。

歯周病は発見が遅れて悪化すれば、手術が必要になることもあります。
毎日の口腔のケアと定期健診で、予防と早期発見・早期治療に努めましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:市民健康課 健康推進係(本館2階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9191
ファックス番号:079-421-2063
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